【解説】キャバクラなど夜の飲食店が倒産続出!ここ10年で最多って本当なの!?

【解説】キャバクラなど夜の飲食店が倒産続出!ここ10年で最多って本当なの!?

キャバクラなど夜の飲食店の倒産が増えている!その実態とは?

華やかなイメージが強い夜の飲食業界ですが、実は倒産する店舗が増えているそうです。

東京商工リサーチの調査によると、2024年上半期(1〜6月)の「バー・キャバレー・ナイトクラブ」の倒産は47件。前年同期の18件から急増し、過去10年間の上半期で最多を記録しました。

内訳は、バー24件、キャバクラ・ラウンジなど10件、スナック13件。さらに47件のうち44件は、販売不振が原因でした。

その後も厳しい状況は続き、2025年1〜8月には58件、2026年1月にも11件の倒産が確認されています。

ただし、ここで知っておきたいのが、倒産と閉店・廃業は必ずしも同じではないということです。

経営者が自主的に店を閉めるケースもあり、今回の統計には負債1,000万円未満の倒産や自主廃業は含まれていません。

つまり、実際に街から姿を消した店舗は、統計に表れた数よりも多い可能性があるのです。

では、なぜこれほど夜の飲食店の経営が厳しくなっているのでしょうか?

これは、キャバクラなどの夜の水商売において、先行きが明るくないという見解の中での決断なのでしょうか?

日本の景気は本当に良いのか?キャバクラの倒産から見えてくる実体経済

株価が上がった、大企業の利益が過去最高になった。そんなニュースを見ていると、日本は景気が良いようにも感じますか?

しかし、実際の日本経済を紐解いてみると、決して景気が良いとは言い切れないのではないでしょうか。

物価の上昇によって生活費が増え、以前と同じ収入では、自由に使えるお金が少なくなっている人もいます。

そもそも、キャバクラをはじめとする夜の飲食店は、生活必需品を販売しているわけではありません。

極端な話、豊富な「あぶく銭」があってこそ繁盛する商売なのです。

例えば、以前なら一晩で30万円使っていたお客様が、10万円しか使わなくなったとします。

それでも10万円は大金ですが、お店にとっては売上が3分の1になったことを意味します。

また、会社の接待交際費が削減されれば、これまで団体で訪れていたお客様が減ることも考えられます。

夜の街が華やかだからといって、景気が良いとは限りません。

キャバクラの倒産が増えているというニュースは、日本経済の余裕が失われつつあることを映し出しているのかもしれません。

キャバクラは「あぶく銭」があってこそ繁盛する商売なのか?

大きな商談がまとまった。事業が成功して予想以上の利益が出た。今日は仲間を連れて豪快に遊びたい。

そんなとき、キャバクラで一晩に何十万円、場合によっては何百万円も使うお客様がいます。

ここでいう「あぶく銭」とは、必ずしも苦労せずに手に入れたお金だけではありません。生活費や将来の蓄えを気にせず、遊びに使える余剰資金も含めた話です。

ただし、お金を持っていることと、お金を使いたいと思うことは別問題です。

資産が何十億円もある富裕層でも、キャバクラに興味がなければ一円も使いません。反対に、経済的にそれほど裕福ではなくても、給料日のたびにキャバクラへ通う男性もいるでしょう。

つまり、キャバクラが繁盛するには、お金に余裕のある人が存在するだけでは足りないのです。

「今夜は思い切り遊ぼう!」と思うお客様が、どれほどいるか。

それは貴女の魅力次第なのです!
そしてその自分の魅力を信じるか信じないかは貴女次第です!

地方のキャバクラの方が稼げる?東京都心の華やかさと激しい競争の裏側

「キャバクラで稼ぐなら、やっぱり六本木か歌舞伎町でしょう!?」

そう思う女性は少なくないかもしれません。しかし、実際には「地方のキャバクラの方が稼げる」というケースもあります。

六本木には高級キャバクラが集まり、驚くほど高額な時給を提示するお店もあります。

ただし、東京都心には全国から美しい女性が集まってきます。当然、採用されるための競争も激しく、入店後もお客様の指名を獲得するための競争が待っています。

一方、地方のキャバクラでは、そこまで競争が厳しくなく、比較的指名を獲れやすかったりします。

加えて、家賃などの生活費などの経費を考慮すると、東京よりも地方で働く方が、手元に多くのお金が残るケースも考えられます。

高額時給で収入が増えても、手元に残るかどうかも重要です。

東京都心の華やかさは確かに魅力的です。しかし、働く女性にとって本当に恵まれた環境なのかは、また別の話なのです。

なぜ富裕層向けの高級キャバクラは、不況でも生き残りやすいのか?

「景気が悪いから、今月はキャバクラに行くのを控えよう」

そんな男性が増えれば、当然ながらキャバクラの売上は減少します。

しかし、一晩に数十万円を使うことが珍しくない富裕層にとって、景気の変化は一般の人々とは少し事情が異なります。

例えば、月収30万円の男性と、年間数億円の所得がある経営者では、10万円というお金の重みがまったく違います。

つまり、富裕層を主要顧客とする高級キャバクラは、一般的なキャバクラよりも不況の影響を受けにくい可能性があるのです。

さらに、高級店には、美しい女性との会話だけでなく、豪華な空間や上質な接客、長年通い慣れた安心感など、お客様がお金を払う理由があります。

ただし、富裕層だからといって、無条件にお金を使い続けるわけではありません。

高い料金を支払うだけの魅力がなければ、別のお店に移るでしょう。

結局のところ、富裕層がお金を持っていること以上に、そのお金を自分のお店で使ってもらえるかどうかが重要なのです。

人気キャバ嬢の価値は本当に高いのか?業界内の人気と世間一般の評価は別問題

数百万円のシャンパンを注文してもらい、SNSでは何万回も再生される。そんな華やかな人気キャバ嬢がいます。

しかし、その女性の名前を街行く人々に尋ねたら、果たして何人が知っているでしょうか。

キャバクラ業界で有名になることと、世間一般で有名になることは、まったく別の話です。

そもそも、キャバクラの倒産が増えたからといって、人気キャバ嬢の価値がさらに高まるという理屈にはなりません。

店舗にとって重要なのは、知名度よりも実際にどれだけのお客様を呼び、売上に貢献できるかという点でしょう。

SNSのフォロワーが何万人いても、その人たちがお店に来てくれるとは限りません。

また、人気キャバ嬢が退店した途端に、そのお店が潰れるというわけでもありません。

人気キャバ嬢がいるから繁盛しているのか。それとも、繁盛しているお店だから人気キャバ嬢が生まれるのか。

この違いを考えてみるのも、キャバクラ業界の面白いところです。

働いているキャバクラが突然閉店!女性たちの収入と仕事はどうなる?

昨日まで普通に営業していたキャバクラが、突然閉店する。

そんな事態になれば、そこで働いていた女性たちは、新しいお店を探すことになりそうです。

運が悪ければ、お給料未払いなんてこともありえますし、ましてやお店の経営者と連絡が取れなくなることも考えられます。

特に、キャバクラの収入を生活費の中心にしている女性にとって、突然の閉店は深刻な問題です。

では、別のキャバクラに移籍すれば解決するのでしょうか。

実は、そう簡単な話でもありません。

以前のお店で時給1万円をもらっていた女性が、移籍先でも同じ待遇で採用されるとは限らないからです。

また、お店が変われば客層も変わります。以前のお店で指名してくれていたお客様が、新しいお店にも通ってくれるという保証はありません。

キャバクラで働く女性にとって、お店の経営状態は決して他人事ではないのです。

華やかな店内や高額な時給だけではなく、長く安心して働けるお店なのかという視点も大切になってくるでしょう。

キャバクラ業界は衰退と繁栄を繰り返してきた!高級店から大衆店へ人気が移る可能性も

キャバクラの倒産が増えているからといって、キャバクラという商売そのものがなくなるのでしょうか。

おそらく、そのようなことにはならないでしょう。

そもそも夜の飲食業界は、これまでも景気や流行の影響を受けながら、衰退と繁栄を繰り返してきました。

バブル期には高級クラブが華やかな時代を迎え、その後はキャバクラやガールズバーなど、さまざまな業態が人気を集めてきました。

現在は豪華な内装と高額な料金を売りにする高級キャバクラが注目されていますが、その人気が永遠に続くとは限りません。

例えば、お客様が「最近のキャバクラは高すぎる!」と感じるようになれば、もっと気軽に遊べる大衆店に人気が移る可能性もあります。

そうなれば、大衆向けのキャバクラが再び増えることも考えられるでしょう。

結局のところ、お客様がお金を使いたいと思う場所に、新しいお店が生まれる。ただそれだけのことなのかもしれません。

キャバクラ業界の倒産増加は、業界そのものの終わりではなく、次の時代へ向かう変化の途中とも考えられるのです。