
SNSを見てから指名するお客さんがいる
現在、キャバクラやニュークラブでは、SNSを見て指名するお客さんが増加中。
Instagram、TikTok、X、YouTubeなどで、女性の顔、ドレス姿、話し方、投稿内容、店での見え方を確認してから来店するのだとか。写真だけではなく、短い動画で笑い方や声の出し方まで見ているお客さんもいます。
六本木のキャバクラでも、店名や女性の名前で検索してから来るお客さんはいます。店に着いてからスタッフに「この子いますか」と聞く人もいれば、SNSの投稿を見せながら「この女性に会いたい」と伝えるお客さんもいます。
これまでの水商売では、店内で席についた瞬間から勝負が始まる要素が多かったのは事実です。現在はその前に、スマホの画面で見られている時間が多そうです。お客さんは来店前に、写真、動画、投稿文、プロフィール、出勤情報を見て、会うかどうかを決めたりもするのですから。
とはいえSNSで目立てば必ず指名につながるわけではありません。
加工が強すぎる写真、店で会った時と印象が違いすぎる動画、投稿内容が荒いアカウントは、逆に会う前から候補から外されることもありそうです。
キャバクラやガールズバーに推し活目的で女性客が来るようになっている
現在、キャバクラやガールズバーには、推し活目的で来店する女性客が増加中。
SNSでキャストの写真や動画を見て、一度会ってみたいと思い、友人と一緒に店へ行く。投稿で見たドレス姿、メイク、話し方を、実際に近くで見たいと考えて来店する女性がいるのだとか。
ガールズバーはカウンター越しに話せるため、女性同士でも入りやすい店があります。キャバクラでも、六本木では女性客だけのグループが来店することがあるのだとか。
もちろん、男性客に比べれば決して多い人数にはなりませんが、それでも、女性が女性キャストを推しとして見て、会いに行く流れは増加中です。
現在の水商売では、キャストは男性客だけに見られているわけではありません。同じ女性からも、顔、服装、メイク、話し方、SNS投稿を見られているのです。
働く前にお店を客として見に行く女性が増加中
現在、キャバクラやニュークラブで働く前に、応募前の確認として客として来店する女性が増加中。
求人サイトの写真、時給、未経験歓迎の文字だけでは、店の中で何が行われているかは分かりません。実際に席に座ると、入口でスタッフがどう案内するか、キャストがどんなドレスで席につくか、お客さんがどんな話をしているかを見ることができます。
六本木では、店によって客層、料金、女性の年齢層、接客の仕方が違います。落ち着いて会話する店もあれば、にぎやかに飲む店もあります。求人文だけを見ても、その違いは正直分かりにくいことは確かです。
働く前にお客の立場としてお店に来店し、自分がその店で働けそうか、席に座った女性がどんな扱われ方をしているか、自分の目で確認しているわけです。
働き始めてから後悔しないためなのです。
キャバ嬢の整形、美容、私生活がSNSや動画で見られている
現在、キャバ嬢の仕事ぶりだけではなく、整形、美容、メイク、買い物、休日の過ごし方までSNSや動画で見られるようになっています。
TikTokやYouTubeでは、ドレス姿だけではなく、出勤前の準備、ヘアメイク、美容クリニックで受けた施術、整形後の変化を出しているキャバ嬢もいます。
昔は、店に行かなければキャバ嬢の姿を見る機会は限られていました。今はスマホで名前を検索すれば、店の写真だけではなく、日常の投稿まで見ることができたりします。
この変化によって、キャバ嬢は接客中の姿だけで判断される存在ではなくなっています。顔、髪型、服、メイク、話し方、生活の見せ方まで、SNS上で見られています。
キャバ嬢の美容や私生活が動画で見られるようになったことで、水商売は店の中だけの仕事ではなく、外から見える部分も拡大傾向にあるのです。
キャバ嬢のバースデーイベントがアイドルの生誕祭のように見られている
現在、人気キャバ嬢のバースデーイベントは、ただの誕生日祝いではなく、ファンが集まる行事のようです。
店内には多くの花が並び、特別なドレスを着たキャバ嬢が写真や動画で投稿されます。来店したお客さんがシャンパンを入れ、その様子がSNSにアップされています。
一部の人気キャバ嬢の場合、男性客だけではなく、女性ファンが会いに行くこともあります。写真を撮りたい、直接話したい、SNSで見ていた人を近くで見たいという目的で来店する女性も増加中です。
これは、すべてのキャバ嬢に起きる話ではなく、かなり知名度のあるキャバ嬢に限られますけど…。
というわけで、キャバ嬢のバースデーイベントがネットで話題になることで、水商売の一部は、店の中だけで完結する仕事ではなくなっているというわけです。キャバ嬢本人、ドレス、花、シャンパン、来店した人の投稿まで含めて、一つのエンタメとして見られているのです。
採用基準に「フォロワー数」も関係してきた
キャバクラやニュークラブでは、顔、年齢、出勤日数、接客経験だけで見られるとは限りません。近年は、SNSのフォロワー数を評価基準に含めるキャバクラも増加傾向にあります。お客さんの来店につながる可能性を見られる材料になっているということです。
ただし、フォロワー数だけで採用が決まるわけでもありません。写真は綺麗でも、面接が雑だったり、出勤日数が少なかったり、体験入店時に会話に難があれば、採用は見送られることになりそうです。
これまでは、店に入ってからどれだけお客さんに覚えられるかが重要でした。今はSNSでどの程度の人気かも重視されたりもします。